坊主憎ければ袈裟まで憎い?

 今日は朝から中央通りを中心に、大音量のスピーカと軍国主義を思わせる不気味な外装で周囲を威圧しかつノロノロ運転を繰り返す車の列に鈴鹿の町は覆われた。一般市民の生活を破壊しても意に止めないという点は、奇しくも本日昼過ぎに飛翔体を放った国の指導部と、一般市民の目から見て同一に映ることは分かって振る舞っているのだからどうしようもない。うちのマンションの正面を合流地点にしたらしく、MVで青果等の買い物をしてプラプラ歩いて戻って来たら列をなして止まっているのでビックリした。文句を言ったが聞き流された。「それはあっちに...」、どっちだ。

 主義主張をそれぞれ持つのは構いませんが手段については考慮を願いたい。これは今日の迷惑な人々以外にも、選挙の時期に名前を連呼して車で街中を走り回る候補者の人達も同様です。名前だけを連呼するのは、(何を考えているいるのかわからないが)ウルトラマンタロウの主題歌を大音量で流して自己主張になり得る例の迷惑な人達と変わらない。

 どのような事情であの手の大音量を法律で規制できないのだろうか。あ、焼き芋とサオ竹屋さんへの配慮か。むむう、難しいな。もし法律で規制を掛けたら、中央道路を焼き芋販売車の列が塞ぐのか。

 私が心配なのはああいう示威行動を目にしてカッコイイと感じる者が意外と高学歴の者の中にも現れること。今日のアジテーションも否応なく耳に入ってくるのだが、多くは特定の政党の批判を単調に繰り返すだけだが、中には食品擬装問題や年金問題など様々な問題を一つ一つ取り上げて意味がありそうな文脈を組み立てている者もいた。突っ込みどころが多いそれらの意見に反論する内に若者達が取り込まれて行く姿が目に浮かぶ。若い人達、特にある程度の知恵と正義感を持つ人ほど感化され易いので気を付けて下さい。

 いまも誰かが挑発したのか「世界平和のためにも! **を解散しろ! なんじゃわりゃ&#%$=∫!!」、もうめちゃくちゃです。